「ったく・・。まいったなぁ・・。」

俺は、手馴れたように材料をそろえていく。

よし。今日はオムライスにしよう。

「・・にしても。あいつに見抜かれるなんてな。」

隠し通す自信あったのに。

あんなに簡単に、

俺の心を見破った。

見てないようで、大事なところは見逃さない。

やっぱ、あいつはいい女だ。

トントン、トントン。と

包丁の音が、リビングに響く。

あいつに見られてたら、変なヘマしそうだから。

あまりに気ぃ抜けて〔笑〕

俺は最近、あいつの隣にいると

安心する。

正直、会ったとき以上に、惹かれてる。

賭なんかやめて、忘れて

今すぐマジの彼女にしたいくらい。

あいつは俺の

マジで大切な奴になってきてる

気がする。


〔~瑠輝said.end~〕