恋愛経験のほとんどないあたしにとって

キスは何度してもなれない。

思わず息を止めちゃって、なんかねぇ・・。

中々、なれてないあたしです。

「何度してもなれねーのな。」

「だってぇ・・。」

あんたがキス上手すぎるからでしょ?

あたしは、まだ10回もしたことなんかないわよ。

てか、瑠輝としか

自分からはしたことないし。

「ほら、行くぞ。」

「ね、ねぇ。ドコ行くの?」

「遊園地。友達にチケットもらったんだよ。」

「ふーん。」

遊園地かぁ・・・

もう、何年も行ってないなぁ。

「お前、絶叫系へーき?」

「・・・平気に見える?」

「見えない。」

「ですよね!」

平気なわけ、ないでしょーが!

ぜんっぜんダメ!

「んじゃ、絶叫系乗りまくるか♪〔笑〕」

「もーっ!瑠輝の意地悪ーっ!」

あたしは、ポカポカ瑠輝を叩いた。

瑠輝は、あたしの隣で

意地悪な笑みを浮かべながら爆笑していた。