「あー・・・。数学眠いぃ・・。」

現在、2時間目の数学の授業中。

先生が、わけのわからん公式の説明をしてて

眠らないように睡魔と闘うのが精一杯。

「・・・ん?メール?」

ふと、ポケットの中のケータイが

震えてるのに気づく。

・・・誰だろう?

「瑠輝?」

あいつ、授業中にメールすんの?

『お前、今なんの授業?

俺、暇なんだけど

図書室こねぇ?』

・・・図書室?

瑠輝も授業中なはず・・・

って、あいつ

サボりか!!

『数学だけど・・・

あんた、授業サボってんの?』

一応返事を返してみる。

だって、あたしも暇なんだもん。

ブルルルルっ・・・

「返信はやっ〔笑〕」〔小声〕

先生にはばれないように、

小声で呟く。

『当たり。

お前のこと考えすぎて

授業どころじゃないから。』

っ・・・!?

恥ずかしいこと書くなぁ・・・

こいつ。

漫画のキャラみたいだ。

『あたしのせいにしないでよ。

てか、よくそんなことへーきで書くねww』

あたしには、恥ずかしすぎて無理っ!