それは仕方ないとしても、最近は全く連絡も取ってないし…。
付き合ってるんだよね?ってなる。
「…祐磨、どうしたんだろうな…」
「わかんないけど…信じたいしね」
「まぁ、祐磨が浮気するとも思えないし」
部屋の前まで荷物を運んでくれた紫音君にお礼を言う。
最後まで笑顔で私を元気づけようとしてくれる。
「…元気出してね?」
「ありがとー」
荷物を玄関に置いた紫音君は部屋から出る。
「…おい、お前ら何してんの?」
「あ、祐磨ー♪」
「何してんのって聞いてんだけど」
祐磨君…?
今日は帰りが早かったのか丁度帰ってきた祐磨君が機嫌悪そうに私と紫音君を睨む。
「何って…荷物が多かったから手伝ってもらったんだよ?」
「荷物って何? 二人分の夕食?」
「そうだよ?」

