少し急いで制服からラフなTシャツとスウェットに着替えて祐磨君のいる部屋に戻った。
すると、すごい顔をした祐磨君がマグカップを持ってフリーズ中。
「祐磨君…?」
濯ごうと思っていた制服を置いて祐磨君の肩を軽く揺すった。
ピクッと動いた祐磨君はマグカップを少し乱暴にテーブルに置いて私を睨む。
「…どう、したの」
「…俺を殺してどうする気だったの」
「へ?」
舌を少し口から出して涙目で私を睨みつける祐磨君はどこか可愛くて、キュンとした。
い…いけないっ…。
泣きそうなのに、不謹慎だ…。
「俺、死ぬとこだった…」
「…普通のミルクティーなんだけど…」
「甘いの無理、言ってなかったっけ…」
代わりに渡したお水を一気に飲み干した祐磨君は目がうるんでた。