*神奈side*




「おはよ~」

「あ、神奈大丈夫なの!?」

「うんー」



 由麻が心配して駆け寄ってきてくれた。





 自然と目の行く祐磨君は机に突っ伏して寝てた。





「まだ顔赤いじゃない!」

「大丈夫だよ―」

「無理しちゃだめだからね!?」



 椅子に座らされて団扇で仰がれる。




 またチラッと祐磨君を見ると机には居なくて、紫音君と喋ってた。






「あ、そうだ! 紫音―!!」




 由麻が紫音君を呼ぶとニコニコした顔でなぜか祐磨君の腕まで引っ張って走ってくる。





「呼んだ?」

「うん、あのさ…」




 2人で何かを話してる中、私と祐磨君は置いて行かれてる。




 ちらっと見ると目が合う。