王様男子



「何探してんのー?」

「……制服」

「あ、クリーニングに預けたままじゃん…」

「まだクリーニング終わってないよね…?」

「聞いてきてやるから、飯食ってろー」





 神奈から離れて、入口に向かう。




「ありがとー」




 後ろからそんな声が聞こえてきた。






 あーあ、俺…絶対神奈とこんな関係じゃなかったら、恋人にしてたのにな。







「…あ、祐磨ー…はよ」

「今日も泊ったんすか?」

「そうだよ、悪いか」

「別に…」




 明らかに拗ねてんのに、素直じゃねぇよな。



「どこ行くんですか?」

「神奈の制服取りにクリーニング屋さんへ♪ 祐磨は?」

「学校」



 まぁ、そりゃそうだよな。





 みんな登校する時間か…急がないと。