王様男子

 *神奈side*



「ん…」



 頭の上に置かれていたタオルが寝がえりを打ったと同時に目の上に落ちてきた。






 外からは柔らかい夏らしい光がさしていて暑い。






 ゆっくりと体を起こして、リビングに行くと堅いのソファで寝苦しそうに寝ている爽を見つけた。




「…いてくれてたんだ」





 もう帰ったかと思ってた。





 昨日よりずいぶん体も軽くて、動きやすい。





 まだ頭は痛い……のは、きっと気のせい。





「昨日のお礼に手料理振舞ってあげようかな…」





 きっと爽よりは出来る。





 ふふ、と少し笑いながらフライパンを片手にまだ寝ている爽の寝顔に頬を緩ます。