コンビニに着くとすっと俺から離れて自分が必要なものを買いに行く。
「神奈は――…何が好きだったっけ」
甘いものは今食えるのか?
控えたほうがいいのか?
とりあえずわかんないから適当にかごに放り込む。
祐磨は、カップラーメンをいくつもかごに入れてる。
「…料理しないの?」
「え? あー…出来ないっす」
「今までどうしてたわけ!?」
いや、俺もできないけど…マズイの食ってるし…。
「こっちに引っ越して着てすぐに神奈から…あ、なんでもないっすよ」
苦笑いをした祐磨は口を止めた。
神奈に作ってもらってたってことか。
尽くしてんな―…。

