王様男子


「ねぇ」

「んー?」

「測り終わったよ」




 体温計を脇から出して、差し出す。





「下がってねぇな」

「…何度?」

「38.7」




 あ…結構あったんだ。




 そんなことも知らずに結構自由に過ごしてた。





 思ったよりもダルくなかったし。





「病院予約してくるから、行ってる病院どこ?」

「駅前の――――病院」

「うーい」




 私にピタッと冷却シートを貼ると部屋を出て行った。





 今頃、祐磨君何してるだろうな…。




「3時に来いってさ」

「うん…」

「俺も一緒に行くからな」