「あっあの、お兄さんはお幾つなんですか?」 「俺の一つ上‥」 「へぇー近いのですね、仲は宜しいのですか?」 「んー‥普通。」 こうして神谷くんと一緒に帰りご兄弟のお話できるなんて夢にも思ってなかったです。 「あんれー、そこに見えるは馨じゃない?馨ー!」 ぶんぶんと前方でこちらに手を振る人が見えた。しかし、一緒に居た人に注意を受けたのか手をおろされていた。