私は、あの日からいつも笑顔でいた。
もう太輔くんに迷惑をかけたくない。
「萌乃~!」
「どうしたのあみ。」
「太輔くんが…。太輔くんが…。転校しちゃうんだって…。」
「朝から、泣いちゃてさぁ。」
「もう少しで…いなくなちゃうよ。」
「しょうがないじゃん、家の都合なんだから。」「わかってるけどさあ。」