眠たい目をこすりながら、何度も見直し
た。
何が言いたいのか、わからない。
手に携帯を持って、私は走り出した。
もしかすると、まだどっかに太輔くんがいるかもしれない。

走って、走って。
たどり着いた先。
それは、私たちの大切な場所
そこにいるかもしれない。
でも、そんなうまくいかない、そこには誰もいなくて、見える景色はすごく綺麗なところでそっからは、街が見えた。
電話をしても、繋がらない。
もう、会えないってことなの?
また、目には涙が…。
溢れて、今までこんな気持ちにならなかったのに、いろんなものを太輔くんがくれた。
楽しかった、また笑える日がくると信じてたのに。