息が上手く出来ない中、隣にいるお祖母ちゃんを起こそうとした。


でも出来なかった。


声が出ない。


腕が動かない。


どれだけ叫ぼうと、うめき声の様な声が籠って聞こえるだけ。


恐怖に体が包まれる。


お腹の重みが増すほどに、恐怖もどんどん増していく。


そして私はとうとう開けてしまった。


怖くて開けられないでいた目を……開けてしまった……。