健太「なぁ。ずっと気になってたんだ。沙羅の事。」
沙羅「えっ?」
健太「俺と付き合ってくれないか?」
沙羅「え?」

驚いた。突然すぎて、頭真っ白。なのに、健太はまだ、喋ってる。

健太「沙羅の事、ずぅーっと守ってやりたいんだ。俺じゃぁ、ダメかな?」
沙羅「うん!私、健太さんの事、昨日から気になってたの。この人となら、幸せな生活が送れるんじゃないかって。」
健太「本当に??」
沙羅「これから、よろしくお願いします!」
健太「おっ、おぅ。任しとけ!絶対に幸せにしたるから!!」
沙羅「うん!!絶対だよ?!ww」
健太「沙羅。」
沙羅「何?」
健太「俺の事、呼び捨てでええよ。お前の事も、“沙羅”って言ってるしな。ww」
沙羅「うん。わかった。じゃぁ、健ちゃんって呼んでいい?」
健太「おぅ///好きにせぇ!」


私、何してるんだろう・・・。
昨日別れたばかりだというのに、早速、次の相手見つけるなんて。
美香に怒られちゃうだろうなぁー。ww

沙羅「じゃぁ、そろそろ帰るね!昨日はアリガト。嬉しかった。」
健太「おぅ!気をつけて帰れよ!じゃぁな!!」
沙羅「うん。バィバィ!ハァト」

そうだ、美香に連絡しないと!きっと心配してるよね?!
掛けた先は、美香のケータイ電話。プルルルルル♪

美香「はぁい!」
沙羅「もしもし。美香?」
美香「美香だけど。沙羅、元気ないね。どうしたの?昨日帰ってこなかったから、心配したよ!」
沙羅「ごめん。ありがと。実はね、昨日、拓也に振られたんだ!」
美香「そっかぁ!じゃぁ、昨日たっぷり泣いた?悲しい時は、思いっきり泣くほうが、楽になるよ?!」
沙羅「うん。海で、思いっきり泣いてきた!」
美香「よしよし!!」

美香ゎ、それ以上何も聴いてこなかった。
あたしの事、気遣ってくれたのかな?
「ありがとう。美香。」