──ガチャ。

少し待つと隼斗が申し訳なさそうな顔をして入ってきた。

「えっと……話って?」

「そんなの、アンタの浮気の話に決まってるでしょ」
「そうですか……」

なぜか敬語になる隼斗。

全く……何度このシチュエーションを繰り返したことか。

私は呆れた顔をした。