湊はこっちをじっと見ている店員と、俺の顔を交互に見ると、サングラスとハンチング帽をポーチにしまった。

湊はうなだれながらぶつぶつと呟いている。

「何でばれたのかしら。
あの店員はもしや……、天才!?」

こいつの相手してると、頭痛くなってきたな。