最終的に
あたしはどうしたらいいかわからず
翼に笑顔を向けて
あたしはそっとこの部屋を出た



居心地のいい空間なわけがない
息が詰まりそうで
何も考えられなくて

あたしはその場を離れた




走れるだけ走った





もうこれ以上この場にいたくなかった

あの空気の中に存在したくなかったの




病院をでた瞬間
あたしから一筋の光がこぼれた



さっきまでの
病院にたどり着く前までの
翼に会うまでの
希望とか
嬉しさ
そういった感情は
一瞬にして消え去り
やっと
現実が見えてきた


そんな気がした








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