「愛しいな…」 募ってく気持ち… 「無理!無理!」 あたしの声が 車内に響いた… 「なんで…?好きやったら触れたいトカ思うんが普通やろ?佐奈は違うん…?」 「そりゃ…そ〜やけど…」 「………?」 「だって恥ずかしいやん」 「じゃ―お前はどうも思てないやつとはキスするん?」 「うん…だって恥ずかしくないやん」 「………」 「…………」 「俺にはわからんわ…その考え…」 …冷めた声… ああっ! こうなりたいんじゃないのに… 本当は沢山 触れてほしいくせに… あたしは馬鹿だ…