「―――無いよ。恋愛感情なんて。」

そう。

あたしには必要無いんだ。そんな感情。


でも。

何でだろう。

胸が、心臓が痛くて堪らないのは。


まるで、バスケを辞めると決めた

"あの日"のように苦しいのは。


決して忘れてはならない、

"あの日"のように淋しいのは。


一体、何でだろう。