未来へのボール*SUMMER*


「1組に懐中電灯1個なっ!!

この森の奥の、

神社の鐘を鳴らしてくること!!」

………ベタだな。


「1組行って、

鐘が聴こえたら次が行く。

鐘を鳴らさないで帰ってきたら…

罰ゲームだからなっ!!」

"罰ゲーム"?


……コイツが考える罰ゲームって

ろくなこと無いんだよな…(ーー;)。


「はーいじゃあ、1番の人!!」


「…行きたくない。」

シノが心底嫌な顔をして言った。


「あーリタイアする?

因みに罰ゲーム強せ」


「行く。」

レムの用意する罰ゲームには

本当にろくなモノが無い。


とゆうことは、シノも知っている。


「マナ!!さっさと行って

さっさと帰ってくるわよ!!」


「へぇっ!?あ、うん!?」

甲斐沢の腕をグイグイと引っ張って

シノ達は森の中に入って行った。