Secret band~男装ドラマー~

は~
学校に行きたくない。




瑠夏に会ったら合わせる顔がないよ…。




「は~」




ガシ!




「何朝から溜息ついてんのよ」




「わぁっ!」




後ろから肩をつかんだのは柚木だった。




柚木は私の顔を見つめ目をそらさなかった。




「な、何?
私の顔に何かついてる?」




「また泣いた?」




「えっ?」




やっぱりまだ腫れがひいてなかったのかな。