Secret band~男装ドラマー~

「ねぇ瑠夏、毎日わざわざ送らなくても私大丈夫だよ?」



瑠夏は私が女だと分かった日から毎日家まで送ってくれている。




「そんなわけにはいかないだろ」



「本当に大丈夫だから」




「いいから黙って送らせろ」




ドキッ!



この頃私はどうしたのだろうか。



瑠夏の笑顔に心臓がドキドキいっている。




「送ってくれてありがとう」




「あぁ、じゃあな」




「瑠夏、気をつけてね」



瑠夏は笑顔で手を降って帰って行った。



私は瑠夏の姿が見えなくなるまでその姿を見て家に入った。