FOSから一週間。




私たちは新曲の練習をしていた。
今日も練習の日で私は皆よりも早くスタジオに来て練習をしていた。




「ん~ここが難しい」




何度練習をしても上手くいかない。
カツラをかぶっているから汗はダラダラ。




コンコン!




ん?
社長さんかな?




私は扉を開けると思いもしなかった人物に目を見開いた。




「今日は隆太君」




紀子ちゃんだった。