Secret band~男装ドラマー~

「おい隆太、さっさと帰る準備しろ
今日は社長が晩ご飯をご馳走しくれんだったよ」




嬉しそうに拓真が私を急がせる。




「そんなに慌てなくても…」




あっ、紀子ちゃんだ!




紀子ちゃん私に気づいたらしくこっちに駆け寄ってきた。




「隆太君、お疲れ様
今メアド交換しても大丈夫?」




「いい「悪いけど連絡先交換する事は事務所で禁止されてるから」




あっ、瑠夏!
じゃなくて、そうだったの!?

でもそれなら交換しちゃダメだよね。




「ごめん、俺知らなくて」




「仕方ないよ
じゃあまたあった時でもたくさんしゃべろうね」




「おう!」




「行くぞ、隆太」




私は瑠夏に連行されるように連れていかれた。




「本当仲がいい事」




こんな事を言われてるとも知らずに。