「あ、雨桜ね。ごめん。」

「....別に。」

雨桜 三木。

俺はあの日から、蒼って名前を捨てた。

大切な大切な名前だから。

....汚したくはなかった。

この時の俺はまだ、気付いていなかった。

この再開が、俺たちの運命を大きく変えてしまうことになるなんて...。

美早。

俺はまた、同じことを繰り返すのだろうか...。