病院での治療が終わった。
朔は僕に「あんま喋っちゃダメなんだって」と、医者の忠告を無視して言った。
僕らはあのお寺へ行く事にした。
†20分後…†
以外にもお寺と病院が近くて良かった。
と思ったのも束の間。
あの長い階段が僕らを待っていた。
昨日程暑くはないが、やはり登るのは辛い。
僕は仕方なく今回だけテレポートで上に登った。
最上階へ着くと、お坊さんがいた。
「おや?そなた達はいつから」
僕らはドキリとした。
先程までいなかった所に、二人の青年がいたら確かに驚くだろう。
「えっと、走ってあがって来ちゃって…お坊さんに謝らなきゃいけない事がありまして…」
「何かな?」
僕は深呼吸をした。
