前に、 廃墟に連れていかれたときのこと、 思い出した。 あのときは、 大翔に知られたくなくて、 大翔の夢を守りたくて、 結局、大翔のチームメートの人が助けてくれた。 ほんとは、 誰かに助けてほしい。 でも、私知ってるから。 こんなことさせてるのは、 大翔のファンの子だってこと。 だから、私がやられないと 大翔の夢が壊されてしまうかもしれない… そう思うと、 怖くても受け入れようとする自分がいるーー…。