俺は、一輪のひまわりを持って

彼女を待った。





時折吹くぬるい風が、ひまわりのほのかな香を鼻へ運んでくる。


トクンッ――

トクンッ――



自分の心臓の音が、やけに早い。

キミに会うからだろうか。

彼女が出来ても緊張なんてしたことがなかった俺を、

いとも簡単に変えてしまったキミ。


まだ、会って間もないけれど、

気持ち

伝えてもいいかな。