気づくと、俺は図書館の前に来ていた。




中へ足を踏み入れると、ひんやりと冷たい空気が俺のからだを覆った。



白石さんというあの女の子を探している間に、


走って汗をかいた身体は冷えていった。





あ・・・!!





見つけた。


あの子だ。