それから、近くの喫茶店で、 私は全てを打ち明けた…――。 不安で不安で仕方なくて…… だけど、大翔は私を責めたりせずに 黙ってメモ帳に書かれた、 小さな文字を目で追っていた。 読み終えると、 「……優那。辛かっただろ? 何も知らなくてすまない…――。 だけど、これからは隠し事はやめよう? 優那の辛そうな顔も、苦しそうな偽りの笑顔も、 もう、見たくない……。」 大翔、ありがとう。 こんな私を想ってくれて。 私は、もう二度と この幸せを放さないと そう決めた……―――。