あの子の目に、俺はどう映っただろう。 図書館からの帰り道、そればかりが気になってしょうがなかった。 やっぱり、俺も怖そうに見えたかな。 俺の足は、自然と止まった。 「大翔?」 「俺、図書館にケータイ忘れたっぽいから戻るわ。」 「おう。じゃぁな!」 俺は、自然に走っていた。 あの、彼女の顔が忘れられなくて・・・ あの子の笑顔が見たい 素直にそう、思った。