今私は、

東京の体育館の前にいる……


大翔の元気な姿が見たい。

だけど、やっぱり

大翔を傷つけた私には

大翔の姿を見ることさえ許されない気がして

なかなか中に入ることができない…




やっとの思いで体育館に足を踏み入れた時には、

もう、試合が始まっていた…――。