23日―――。




「菜都未ッ!」




手を挙げ、菜都未を呼ぶ。




菜都未も気づいたようで手を振った。




見えなくって気づかなかったが




裕希もいた。




「稀緒―――ッ♪」




ウチ等は合流して会場へ




足を踏み入れた。




ステージにはたくさんの椅子、




楽器が並べられている。




そしてステージ上の輝く楽器に




部員達は息を吹きかけ、




命を与えた――――