雅は呼び出したのに隣の教室で昼ごはん食べてた

今日はテスト最終日で昼までの時間割だった

私は隣のクラスにいって雅を呼び出した

「雅、ちょっと」

手招きしたらこっちにきた

「あのね、私付き合ってても何にもないから別れても一緒じゃない?」

「そやな」

「でね。って雅?」

雅が教室に帰ってった

え?

まだ話終わってないんだけど

そのうちまた出てくるのかなと思ったけど出てこなかった

辛くなって美里のことに走った

半泣きになりながらそのことを伝えた

私が好きになった人はそーゆー人だったんだ

私は直接別れを言いたかったんだけどメールになった

返事は"うん"と一言返ってきただけだった

次の日もまた雅を目で追ってた

もう好きじゃないと思ってたのに好きだったみたい

目がよく合うから雅のいない方を向いてた

美里がよく

「あ、雅また莉緒のこと見てた」

っていってた

嬉しかった

でも同時に辛かった