あなたじゃなきゃダメなのに…

君に出会ったのは、去年の夏。

里花、舞、綾子、寛貴、とかと

遊ぶ約束をしてた。

私は、髪を切っていたから、切ってから

合流するとをした。







髪を切り終わって、里花に電話をした。

――…プルル…プルル…。

「ぁ、もしもし、れい?」

「もしもーし♪ 里花ー髪切り終わった!

今向かうんだけど、どこいけばいい?」

「…れい。やっぱ今日無理みたい。」

――…ぇ?なんで、意味わかんない。

私は泣きそうになってしまった。

…のを我慢しながら、返事をした。

「なんで?」

「舞に代わるね。」

と言って里花が舞に変わろうとしたら、

電話のそばで舞が言ってた事が

聞こえてしまった。

「えぇ?なに言うの?ぁ!寛貴〜、名前

使うわ!いいよね?」

「舞!声でかいよ。聞こえたらどーするの。」

「ぁ、ごめん。」

…なんなの。なにそれ、遊びたくないなら
里花が私に

言えばいい話じゃん。

ムカついた私は、電話に向かって、

「もーいいわ。じゃーね。」

――…プー…プー…。

と言って電話を切った

その瞬間涙が出てきた。

「うぅっ、…ひくっ、」

家に帰って、ずっと泣いた。