一行に出て行こうとしない彼をベッドの上に置き去りにし、あたしはあたしで仕事の準備をする。
これでもあたしは、売れっ子の作家だったりする。
今度、彼が出演予定の『Love Song』というドラマの原作の作者は、あたしだ。
「ねえ、そろそろ敬語やめて下さいよ。」
「いえ。初対面の人にタメは失礼でしょ。」
「─初対面じゃねえだろ。」
「もう、帰って下さい。仕事できないでしょう。」
陸斗は、あたしが敬語を使うのを凄く嫌う。
だけど敬語にタメで返すのも変だと思ったのか、なんなのか分からないけれど、時々敬語を使うようになった。
「今日、収録でしょう。行って下さい。」
「嫌だっつってんだろ。面倒くせえし」
「この姿を見たらファン9割は減りますね。」
「柚子だけでいいんだよ。俺は柚子がいればいい。」
「そうですか。分かりましたから行って下さい。」
これでもあたしは、売れっ子の作家だったりする。
今度、彼が出演予定の『Love Song』というドラマの原作の作者は、あたしだ。
「ねえ、そろそろ敬語やめて下さいよ。」
「いえ。初対面の人にタメは失礼でしょ。」
「─初対面じゃねえだろ。」
「もう、帰って下さい。仕事できないでしょう。」
陸斗は、あたしが敬語を使うのを凄く嫌う。
だけど敬語にタメで返すのも変だと思ったのか、なんなのか分からないけれど、時々敬語を使うようになった。
「今日、収録でしょう。行って下さい。」
「嫌だっつってんだろ。面倒くせえし」
「この姿を見たらファン9割は減りますね。」
「柚子だけでいいんだよ。俺は柚子がいればいい。」
「そうですか。分かりましたから行って下さい。」

