転入生


「どけよ!ブス子!」

毎日、毎日。

「ブスは道のハジ歩け~」

私は必要とされていない。

「死ね・・・なんで学校来んだよ!」

最初はとても耐えられなかった。

でも、今は私の・・・日常になり始めた。

靴箱にゴミが入っていたり。

教科書やノートをめちゃくちゃにされたり

机を隠されたり。

蹴られたり、ものをぶつけられたり・・・。

こんなことが日常になってしまった。

もう・・・死にたくて

生きているのがつらくて

でも・・・明日はやめてくれるかも・・・とか

少しでも希望を持たなければ・・・。

自分が自分でいられなくなるようで怖かった。

だから・・・ほんのちょっとの光でも手放したくなかった。

何かされても我慢すれば大丈夫。

私は、強いんだからけして、いじめになんか屈しない。