それは突然だった。

今日も仕事の準備を終え、自宅を出る。

エレベーターで1階に降り、玄関を出た瞬間だった。

バチッ!

バチッ!

バチッ!

シャッター音とフラッシュが襲った。

な、何だ!?

寝ぼけてた頭が一瞬で冴えた。

「押切円さんとおつきあいされていると言うのは本当ですか!?」

マイクを片手にレポーターが僕に問う。

「は、はい?」

何のこっちゃである。