「裕也…なんか怒ってる??」上目遣いで恐る恐る尋ねてきた愛里に赤くなった顔を背けながら 「別に」 そっけなく答えた 「今日裕也の家にいくっ」 愛里は言ったが俺はすぐさま断った あんな狭い部屋で好きなヤツと一緒にいて我慢しろなんて拷問に等しい むぅ〜 と一人むくれている愛里を横目に 「ほら、早く帰るぞ 変わりにどっか好きなとこ寄っていいから」 するとパア〜っと花が咲いたようにすぐに笑顔になる愛里 「単純なヤツ」 そう笑いながら結局愛里には甘くなってしまう自分がいた