眠り姫にキスを



「「……」」


しばらく重苦しい沈黙が続く中、最初に話しだしたのは愛里だった



「あのね…恐いの…」


不思議そうに顔を傾けると、愛里は視線を逸らし


「知らない人に囲まれてるみたいで…
裕也さ…裕也だって…すごい大人になってて…」


啜り泣きながら話す愛里を俺はそっと抱きしめ頭を撫でると、少し安心したのか愛里は胸に頬をよせ



「裕也の匂いは…昔のまま…だね…」


言うなり泣き疲れたのか眠ってしまった