紫陽花と桃




思いもよらないお誘いに拍子抜けしてしまった。

「だから、サッカーの応援いこって言ってんの!」

「・・え、でも紗葵、砂埃とかダメじゃん?」

紗葵は昔から喘息持ちで砂埃などが苦手。

「少しくらいなら平気だよ。それに暁人の応援もいかなくちゃじゃない?」

そういうと悪戯っぽくペロッと舌を出して笑う紗葵。


「・・本当にいいの?」

「だから、いいっていんじゃん!何度も聞かないで~」

「嬉しい!ありがと!紗葵大好き!」

私は嬉しくって思わず抱きついてしまった。