「陽菜、おっはよ!」
「あ、おはよ!美佳」
神山 美佳(かみやま みか)は
同じクラスの友達。
ホルンやってて一番の心友。
「朝練めんどくさいねー」
「ね!でも、もうちょっとで新歓だし頑張るしかないよっ」
「えー、うん‥それにしても陽菜、やる気あるねぇ」
「えっ?あるわけないじゃん!」
「じゃあ、どうしたの?頑張るしかないっなんて陽菜らしくない。いつもやる気ないオーラ凄いのに(笑)」
「ちょ、それ酷くない?」
「あ、ごめん(笑)」
「美佳ってば笑いすぎ!」
この日までは、まさかこの私が
恋をするなんて思ってもいなかった。
恋愛って言葉には、無縁だと
思っていたからー‥

