Would Of Book

「そう。あなたも私もね」


その時、濁った水がどす黒くなり、


竜巻のように立ち上った。


「きた!!」


短く叫んで少女が走りだす。


手にはペンのような杖のようなものが


握られている。


それを振りかざすと竜巻が


泡となって散っていく。