Would Of Book

「ねぇ、あなたにとってここって何?」


「本の中の世界、とか?」


自分で言って、改めて不思議になった。


本当に来ちゃったんだ……


「そうね、あなたにとってはそう。


でも、ここの人達は?


ここを一つの世界としてみているでしょう。


あなたと同じように、


自分の世界以外は


架空の世界と考えているわ」