「くっ…」

「あっ…!はっ…、んんっ!」


やっと中まで全部入れることができた。
処女だけあって締まりは抜群にいい。

体の相性も合っているのか、いつになく俺の絶頂が近い。



「んっ…あ!れ、お…くっ…」


必死に俺を見ながら、俺の律動に耐えるひかり。
その姿が可愛くて、俺はただ無心に腰を打ち付ける。




そうして、俺らはひとつになった。













行為が終わると、ひかりは疲れたのかすぐ眠りについた。



ひかりはすぐに寝たため、自然と俺が腕枕をする形になった。
その静かに眠るひかりの顔を見ながら俺はため息を小さく吐く。


ヤっちゃった。


なにしてんだ、俺は…。いくら熱があって自分の理性が保ちにくかったからって…こんな無理矢理…。



ひかりの寝顔を見ていると、何故か俺が綺麗なガラスを割ったようなそんな罪悪感に襲われる。


とにかく俺がひかりを汚した。


そう思わずにはいられなかった。


だけど、確かに俺はひかりが可愛いとそう思ったんだ。それに、俺を拒否しないということも俺は嬉しく思ったんだ。


女なんて、いつも俺を受け入れてたから。こうして拒否されたことのなかった俺にとって、ひかりのあの日の拒否はすごく辛いと感じていた。それが今日、受け入れられた。


ひかりを抱けた嬉しさ、ひかりを可愛いと思い、優しく抱いた。



あぁ、俺はもしかして。
いや、きっと俺は…抱いてしまったんだ。


俺が抱いていいハズがない綺麗な感情を。


しばらくどこかへ置き去りにしてきたあの"感情"をひかりに対して抱いてしまったんだ。



だけど、捨てなければ。
そんな感情俺が持っていいわけないのだから。



俺はひかりの寝顔を脳裏にしっかりと焼きつけ、決心を胸に抱きながらそのまま眠りについた。