意地悪LOVER

「ふぁっ…!」

すばやく服の下から中へと手を滑らすと、ひかりはそれに反応して甘い声を漏らす。


そして震えている手で俺の侵入する手に微かに重ねる。


それは抵抗を意味しているのか、それともまた別の意味しているのか。俺にはまったくわからない。


…ひかりは確か初めてだったのよな。
優しくしないと。


「!」


俺はハッと気付いて、一瞬手の動きを止める。
俺、今何を思った?

"優しくしないと"…?



なんだそれ。そんなこと今まで女相手に思ったことないじゃねぇか。

なのに、何で今更ひかり相手にそんなこと考えるんだよ。


俺は俺じゃなくなってるのか…?





「ん……う…」

俺は無駄なことを考えないように、考えさせないように激しいキスをひかりに零す。

そうしてる間にも俺の手はひかりの胸の頂に達する。
下着の上からゆっくり揉んでやる。


柔らかい。


そんな風に思ったことなかった俺が、今この一瞬でそう感じた。


「んぁっ!やぁっ…!」

ゆっくり、時に激しく。
強弱をつけて揉んでやると、ひかりは身を捩じらして逃げようと必死になる。

だけどそれは俺の唇が許さない。
ひかりを捕らえて離さない。



ひかりはどう思っているんだろうな。
気持ちいいと思ってくれているのか、それともまたあの合宿の日みたいに俺を大嫌いと泣きながら拒絶するのか?



…少なくとも俺は救われてる気がする。


具体的に説明することなんか出来ないけど、ひかりとこういう雰囲気になることに気持ちよさを感じてる俺がいる。