黒猫ちゃんの憂鬱1




てか





『忘れられてる佐久矢が悪い!』
       ・・
「忘れられてるお前が悪い!!」






ほぼ同時に、萌と声が重なる。









『何で萌は佐久矢で月はお前なんだよ!!』










「だって名前で呼ぶほど親しくないし」












『十分親しいじゃねえか!!』









「そういうところがウザイよ」







そういうと、ムスッとした顔になった。








『いわれちゃったね~』