黒猫ちゃんの憂鬱1







『俺には、聞こえるんだ。月の心の声が、助けてって。苦しいって。耳をふさぎたくなるぐらい悲鳴が聞こえる。もう、楽になればいい。もう苦しまなくていいんだ。もう、苦しまないでくれ。頼む』










「・・・・・ッ」







ヒロの服をギュッと握り締めて泣いた。










声を押し殺して。









「っ・・・ぅ゛ぇっ・・・」












『たくさん、泣けばいい。言いたいことを全部吐き出せ。俺に聞かせて。・・・心の声を―――――・・・。』









「ぅぅ゛・・・ふっ・・・」













なき続ける俺の頭を撫でる手に安心して身を任して意識を手放した。