そして時間が経ち…─

─…帰り

晶「凛ちゃん、帰ろう。!」

『あぁ。』
こうして私達は学校を後にした。





晶「あっ、猫。」
今は信号で止まっていると晶が声を上げる。
晶が指差す先には黒猫が道路の横に座っていた。
どうやら道路を渡りたいらしい…。

晶「おぉ〜い、危ないよ〜。」

そんな晶の声を無視して黒猫が道路を渡り始める…
よろよろとおぼつかない足取りで道路を横断する黒猫。